
学生時代
雪国に住んでいたこともあり(豪雪地域の新潟県小千谷市、南魚沼市に住んでいました)幼少期からスキーをしたり、小学校ではミニバスケットボール部、中学・高校では卓球部に所属し運動に打ち込む毎日を過ごしていました。負けず嫌いな性格も相まって、練習時間は人一倍多かったです。
特に怪我をしたり、身体に痛みがあったわけではありませんが、この頃からすでに足の裏にたこができていたのです。
卓球のプレイスタイルは前陣速攻型といって、卓球台の前陣でボールを打つ速攻攻撃が主なため、常につま先に体重を掛けていた感覚があり、足にかなり負担を掛けていたと今では思います。
治療家を目指すきっかけ
大学を卒業後は一般企業で事務の仕事に就職。
忙しい毎日でしたが、周りの人が業務をしやすいようにということを心掛けて仕事をしていると、頼られたり感謝されたりすることも増えやりがいを感じていました。
しかし、ほとんどがPC作業で座りっぱなしで過ごしていたので徐々に身体に不調が出てきました。「なんか首・肩が重いなぁ。まぁそのうち治るかなぁ。ジムで運動もしてるし。」とそれほど気に留めませんでした。
その後、30歳を過ぎたある日、急に手が真っ白になりました。
「もしかして脳に異常があるのでは」と不安になり、脳外科へ行きましたが脳に異常はありませんでした。
脳外科の先生に整形外科受診を勧められ、そこでも様々な検査をしましたが異常は見つからず、整形外科の先生にも匙を投げられてしまいました。
どうしようか悩んでいると、母が通っていた整体を紹介してもらい受診することに。私の身体はだいぶ酷い状態だったようで、整体の先生から「まるで80歳とか90歳の身体の様だ」と言われビックリ。また、そこで他の病気の可能性も指摘していただき検査をすることができました。
検査の結果、膠原病だということが判明。なんとなく不調が続いていましたが、自分がそんな難病だとは思ってもみませんでした。幸い薬を服用するまで重症ではなかったため、しばらくはそのまま様子を見ることに。
生活習慣の改善と整体の施術を続けていると徐々に不調は改善していき、膠原病の数値も下がっていきました。
私は自分の身に起きたことを通して、「身体に不調があり、どうしたらいいか分からなくて同じように困っている人の手助けをしたい」という思いが強くなったのです。
そこで、「まずは身体について基礎的なことをしっかり学ぼう」と思い、一念発起し勤めていた会社を辞め、専門学校に通い、柔道整復師の資格を取得しました。
柔道整復師になって
柔道整復師として働いて患者様の施術をする中で「痛みがなくなった」「身体が楽になった、やってもらって良かった」と喜んでもらえたときはやりがいを感じます。
ただ、たくさんの患者様をみていく中で一度良くなったのに、しばらくして同じような症状で再来院される方も多くいらっしゃいました。
「骨盤・背骨の矯正をして骨格から改善して良くなったし、再発しないように体操指導もしたのにどうしてだろう?」「再発するには何か原因があるはず」とは思いながらも、それに対する対策は分からずじまい。
また、外反母趾や足底筋膜炎などの足の症状の患者様は、腰や首・肩など他の部位の症状の患者様より「始めよりは改善してるけど・・・」と言葉を濁される方が多いと感じるようになりました。
そこで、骨盤や背骨だけでなく足にも原因があるのではないかと考えるように。
ゆるかかと歩きとの出会い
そんな時、SNSの広告で中島先生のオンラインセミナーを見つけました。『足の疾患の改善に強くなる』とあったので、「何かヒントがあるかもしれない」と思いオンラインセミナーを受講。
そこで教わったのは私が今まで学んできたこととは全く異なる新しい考え方で、それでいて理にかなった歩行理論。目から鱗で大きな衝撃を受けました。
「これだったら今まで改善できなかった足の疾患や再発してしまう症状を改善できるかもしれない!」と思いインストラクター講座を受講。
講座で初めて実際に『ゆるかかと歩き』を体験したときは、「足がすごい軽い!いくら歩いても疲れない!」と更に衝撃を受けました。
今まで私は歩くことを患者様に勧めていましたが、歩き方の指導はできていなかったため、そのせいで逆に身体を痛めることになっていたかもしれないと思うと申し訳ない気持ちになりました。
それと同時に、「これなら再発しないように根本的に身体を改善できる!」「この歩き方を多くの方に知っていただきたい!」と強く思いました。
みなさんは生まれてから自分の歩き方を誰かに教えてもらいましたか?自分の歩き方について考えたことはありますか?
おそらくほとんどの方はないと思います。私もありませんでした。
でも、その歩き方を変えることで外反母趾だけでなく腰痛や膝痛、首・肩の痛みなどの身体の不調を改善させるだけでなく、その症状が再発しないように根本的に改善できます。
人生100年時代。いつまでも自分の足で歩けるように。楽しく、笑顔で毎日を過ごせるように。そんなお身体作りのお手伝いをさせていただければと思っております。どうぞ宜しくお願いいたします。